オープンキャンパスに参加している
高校生や保護者の方と
やりとりしていると・・・
「専門学校との違いは?」
「専門学校の方が学費が安い」
「3年で資格取れますよね?」
医療系職種は、専門学校でも、大学でも
国家試験受験資格を得られます。
(医師、歯科医師、薬剤師は別です)
専門学校でも資格は取得できます。
しかし、大学の方が有利です。
専門学校と大学の両方で教員経験のある
私「じじ」が、
今回は2020年度
理学療法士・作業療法士
国家試験結果を踏まえ
お伝えしたいと思います
・私立大学教授 作業療法士
・専門学校4年
・国立大学11年
・私立大学3年
18年の医療系養成教育歴があります。
皆さんを応援!
宜しくお願いいたしますm(__)m
あとは取捨選択して
読んでいただけると幸いです!
2020年度国家試験結果
今回は新卒者データを
元に資料を作成しました
国家試験浪人は
合格率3割程度です
何処のということではなく
大学と専門学校の比較を
していきます
2020年度 理学療法士国家試験結果
- 出願者数 11005人
- 受験者数 10522人
- 合格者数 9093人
- 合格率86.4%
ポイントは
出願者数
と
受験者数
約500人の人が未受験!
これは
学内試験で
卒業がダメになっている
可能性が高いです
各校!
合格率は必至です
理学療法士養成校数 約270校
合格率100% 33校
大学18校 専門15校
合格率70%以下 28校
大学7校 専門21校
100%は差が無いですが
70%以下は専門学校が
3倍になる
2020年度 作業療法士国家試験結果
- 出願者数 5051人
- 受験者数 4895人
- 合格者数 4345人
- 合格率88.8%
ポイントは
理学療法士の半分!
作業療法士養成校数 約200校
合格率100% 41校
大学18校 専門23校
合格率70%以下 11校
大学2校 専門8校 その他1
理学に比べ100%多い
70%以下は専門が多い
*理学に100%が少ないのは
人数が多いからです!
作業は80人定員はほとんどありません
ここまでをまとめます
しかし、
合格率70%以下の学校
理学 大学の3倍
作業 大学の4倍
という事が数字上では
出てきています
確実に資格を!
となれば
大学が有利です!
100%と言わなくてjも
コンスタントに
90%を出している
大学は安心ですよ
大学と専門学校 そもそもの違い
大学 管轄:文部科学省になります。
いわゆる「学問」として学ぶのが大学
専門学校 管轄:厚生労働省になります。
いわゆる「技術」として学ぶ専門学校
このように管轄の違いが、
そのまま学校の違いといって良いです。
つまり、
学問なのか?、職業技能なのか?
ということです。
これを呼んでいる人は、
学問いらないじゃん!技術じゃん!
って思う人もいると思います。
どちらも同じ資格とれるなら!
と思っていると思います。
果たして???そうでしょうか?
この専門職大学は、まだまだ数が少なく、
私たちもよくわからないのが現実です。
大学では技術は学べない? 大学教員と専門学校教員の違い
いえいえ!
専門学校以上に
学べます!
大学の教員は、大学院に進学しています。
大学院に進学していないと
教員になれません。
専門学校の教員は、
大学院に進学している人もいますが、
進学していなくても教員になれます。
では、大学院に進学していると何が違う?
それは、持っている知識の量が違ういます。
私は大学院に進む前と後では、
かなり頭の構造が変わったと思います。
たしかに職人技もあると思いますが、
医療の世界では「技=知識」
といっても差し支えないと思います。
新しい技術は、新しい知識に
触れていないと知り得ません。
医学は新しい知識なのです。
古い技術もありますが、
古い技術はたいていの人が
マスターしている技術なのです。
日々、研究の進んでいる医学では、
新しい技術が重要です。
つまり新しい知識なのです。
なので、
大学院という
最先端の研究経験がある大学教員の方が、
新しい技術に触れている可能性が
高いのです。
また、大学教員は研究もしております。
それぞれの専門職の中で
特化した勉強をしています。
多くの大学の場合、
その分野において
日本でトップクラスの先生がいると思います。
私、じじも自負している分野はあります。
それに触れることも勉強だと思います。
専門学校には、いろいろな職種があります。
しかし、
医学系は、新しい知識=あたらしい技術です。
ですので、
大学の方が技術を学ぶことが出来ます。
大学で学ぶ教養は一般常識!必要な知識!
大学は、
一般教養と専門教育という2つの柱
で成立しています。
もちろん専門学校でも必要な学問は
学ぶことになっています。
しかし、
学ばなくてはならない一般教養は、
大学の方が多いです。
この点で専門学校の技術を学ぶ!
特化した方が良いと考える人
もいると思います。
しかし、
その無駄のように感じる一般教養が、
これからの医療を支える上では
重要です。
「一般教養=常識」と
考えてみましょう!
一般ですからね。
世の中では当たり前に
知られている知識、
知っていて当然の知識と
考えてみませんか?
「モンスターペイシェント」と
クレームの多い患者さんも
今後増えてきます。
私もまだ、
現場で実際の患者さんを治療しています。
忙しいですが継続しています。
実際に「モンスター」に出くわすのです!
正直、どこにクレームを入れているのか?
わからないような人もいます。
単純に機嫌が悪いのか?という人もいます。
でも、
「まず落ち着いて下さいね。」
「どうされましたか?」とお話を聞き、
私たちに落ち度があった場合には、
その点について謝罪もします。
しかし、あれれ?の場合には、
きちんと説明しなくてはなりません。
そして了解してもらうことも
私たちの仕事です。
このような患者さんにも
対応していくためには、
少なくとも一般教養は必要になります。
しっかりとした説明が必要な時代です。
その説明に説得力を持たせるためには
教養が必要だと思いませんか?
大学を薦めるのは、私「じじ」の経験上からです
私が大学教員だから
大学を薦めている感じに
なってしまいましたが、
専門学校教員をやっていたときは、
正直忙しくて、
実際の患者さんを治療する
余裕がありませんでした。
学生にリアル感を伝えたくても、
リアルから遠ざかっている状況での
講義になっていました。
幸いなことに大学の教員となれたので、
患者さんを見ながら、
教壇に立てています。
この充実感は大きいです。
今やっていることを
伝えることが出来るのです。
必要が有れば、
私の学生を私の臨床場面に
連れて行くこともしています。
教壇の教員ではなく、
実際に患者さんに触れているところも
学生に提供したいと考えています。
希望学生には、
私の臨床現場を見せています!
じじも出来ますよ!ということです。
これが大学と専門学校の違いです
迷っているなら大学を選択して下さい!
また国家試験結果からも
専門学校でも資格は取れますが
より確実性を求めると
大学!で間違いないです
各学校の情報を
しっかり集めて
受験してください!
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