医療系学部・各国家資格の【特徴】を把握しよう!

医療系大学を知ろう!

 

私は医療系大学に勤めて15年以上になります。毎年この時期になると新しい学生を迎えております。しかし、入ってくる学生が皆、望んだ形にはなっておりません。(´・ω・`)しょぼん

しかたなく、併願で合格したから、浪人もいやだし、とりあえず、、、という形で入学してくる学生も少なくありません。

合格すれば、どの学生も等しく、大学教員は迎え入れ、さて4年間やりますよ!といきたいのですが。。。

「ここには来たくなかった。仕方なく。。。。辞めたい」と言うのです。高偏差値大学ならこんなことないんだろうなぁ。。。。汗

入ってからではなく、入る前に調べましょう!

本当に大切だと感じています。

親御さんに強く言われているようですが、自分の人生です!

入学時でもたまにありますが、前期(4-8月)の間に起こることが多いです。3年生でも留年する来たくなかったと、、、こちらとしては、もっと早くに、、、と思いますし、しょんぼりしてしまいます。

こちらは正直「えっ???」となります。だって専門教育が始まってもいないのですよ!!しかも医療系学部の学費って安くありません。入学金だけならまだしも、授業料も納付していると100万円以上のお金が。。。となるのです。私の子供も大学生です。これは痛すぎます。

そんなことが少しでも減ってほしいという想いからこの文章を書いていますので、是非読んでみてください。

医療系学部は、すべての職種が国家資格就職も強いです。日本全国で仕事も可能です。

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医療系職種いろいろ

医師・歯科医師

医療系職種の代表格ですよね。正直この2学部で、入ってから違う!なんてミスマッチは少ないだろうと思います。医師、医学部はかなりの努力と才能が必要ではないかと思っています。歯学部は大学によっては高額な学費のために定員割れとなっている大学もあるようです。

医療職のリーダーです。

医療関係職種に指示を出す仕事です。

この2つの学部で共通していることは、どちらも誰からも指示されなくとも医療行為を行える点です。したがって、責任もほかの医療系職種に比べ重くなっていると思います。給与が高いのは、その責任の量でもあるとも言えます。早く言えば医療系専門職のリーダーと言って差し支えないと思います。

*まぁ、手術なんて傷害行為そのものですからね。。。ブルブル。。。怖くてできません。それが許されるだけの責任が発生していると思ってください。

私の親族にも医師がいますし、同僚にも医師が当然いますが、一生懸命勉強していたことがうかがえます。高校生なら、早い段階で目指して継続した学習が必要だと思います。

保健師・助産師

この2つの職種も医師・歯科医師と同じで、指示されなくとも医療行為が行える職種です。看護学部を狙う高校生の中に「助産師になりたい」、「保健師になりたい」という希望が聞かれます。

看護師の資格が必要で、そのうえで取得する職種です。

4年制学部で看護師と保健師/助産師のどちらかを選択し、2つの資格を取得することができる大学もあるようです。ただし、個人的見解ですが、2つの国家資格を同時取得することは、なかなか大変だと思います。

多くの場合は、まず看護師を取得し、その後に改めて保健師・助産師の資格を取得するために大学へ通うことが一般的であるといえます。

保健師は市町村の保健所や保健センターに勤務し、住民の健康を守るお仕事が多いと思います。保健師を持ちながら看護の仕事をしている人もいます。保健師の資格を有すると養護教諭2級(保健室の先生)の資格も取得することが可能です。

助産師は、出産の分娩介助がイメージしやすいと思います。就職先は、病院・診療所が多いようです。助産院という言葉も聞いたことがあるかもしれませんが、あくまでも正常な分娩での解除であり、何らかの異常があった場合には、すぐに産婦人科医のいる病院への搬送が必要になります。

どちらもとても魅力のある仕事ではありますが、どちらの仕事も看護師資格が必要になりますので、まずは看護師資格取得!から始められるとよいのではないでしょうか?

看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士

ここの4つの職種は、これまでの職種と大きく異なります。何が違うかというと医師からの指示があって医療行為を行う職種になります。また、この後の職種との違いとして人と接する仕事になります。ここは大きなポイントになります。

医師からの指示を受けます。

人と直接接する仕事になります

看護師は、高校生に人気1位の医療職です。まぁそうですよね。将来の職種を選択する際には、イメージしやすい職種を選択することになると思います。看護師になるには、大学だけでなく、専門学校もありますね。あと注射ができるのも大きな特徴になると思います。看護師になるには、大学だけでなく、専門学校もありますね。看護師は圧倒的に病院での勤務が多く夜勤もありますが、今は訪問看護として在宅生活を送っている人の支援も行っています。正職員だけでなくパートタイムとしても勤務できるところが強みかもしれませんね。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、リハビリテーション3職種と言われています。一般に言われているリハビリは理学療法士になると思います。

理学療法士は、骨折、捻挫、靭帯損傷などの整形外科、スポーツと運動に関わることが多いです。

作業療法士は、いわゆる一般的なリハビリ加え、精神科のリハビリも行います。

言語聴覚士は、口に関するリハビリになりますね。言葉と聞くことが中心のような資格名ですが、摂食(食事)でのリハビリも行います。

この3職種は少子高齢化社会においてまだまだ不足しています。看護との大きな違いは、寝ている間のリハビリは無いので夜勤がありません。また、患者さんと1対1で関わる時間が比較的多い職種になります。看護でも触れましたが、訪問リハビリも増えてきていますので、パートタイムとしての働き方も可能です。

この4つの職種は文系からでも挑戦することができる職種になります。ただし、理学療法士は物理を学んでおくと入学後戸惑うことが少なくなると思います。

薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士

ここで紹介する4職種は看護などの4職種と同じく医師からの指示があって医療行為を行う職種です。しかし、大きく同じく異なる点があります。それは人と直接的な関りが少ない点になります。

医師の指示を受けます。

直接人ではなく、機器を介しての仕事になります

薬剤師は、病院や薬局で医師からの処方箋を元に薬を提供する仕事になります。皆さんも病院の後に院外薬局ど調剤されたお薬をもらったことありますよね。「お薬手帳」なんて見たことありますよね。手帳に記載されている薬の履歴をもとに薬の飲み方の指導も行う仕事になります。病院や薬局以外でも製薬会社などで研究を仕事にしている薬剤師もいます。薬剤師は、医師・歯科医師と同じ6年間の勉強をして国家試験に臨む資格となります。この職種は化学・生物・物理という理科系科目を学んでおく必要がある職種になります。

診療放射線技師は、レントゲン、CT、MRIを取る職種になります。最近は乳がん検診でマンモグラフィーを使うことから女性が望まれる職種と言えるでしょう。診療放射線技師は、機器から得られる情報を医師に提供し、診断を助ける仕事になります。工学的な要素も含むため、大学院へ進み、一部上場企業への就職道を模索することも可能な進学先でもあります。

学んでおくべき科目は、圧倒的に物理になります。数学も大事ですが、高校での物理の基礎があると大学での学習がスムーズだと思います。入試科目に物理が入っていないことがありますが、大学に入ってからかなりの努力が必要になりますので、高校でぜひ物理を学んでおいてください。

臨床検査技師は、血液や尿、心電図、脳波という生化学的な検査を行う職種になります。診療放射線技師と同じで、機器から得られる情報を医師に提供し診療を助ける仕事になります。勤務先は病院だけではなく、臨床検査センターという病院から多くの検体の依頼を受けるところの就職もあります。また化学的な要素も含むため、大学院へ進学後、食品メーカーなどの就職にもつながる場合があります。

臨床工学技士は、生命維持装置などを操作する職種になります。人工心肺装置などドラマなどで操作する人を見たことありませんか?手術室だけでなく、透析での血液浄化装置の操作も行います。手術やその後の治療での機器操作を行う職種となります。進歩する医学を支える仕事と言えるでしょう。こちらも理科系科目が重要になります。機械を扱いますので、機械を理解するためには、物理、数学が重要になる職種と言えるでしょう。

各職種の特徴を把握しましょう

ここまで、各職種の概略をまとめました。

私が大学教員として、ミスマッチを避けてもらうために、最低限把握してもらいたいことは、次の2点になります。

1.弱った人とのコミュニケーションが重要になる職種
2.理系科目を高校で学んでおく必要がある職種

この2つを理解せずに入学してくると、正直苦しむことが多いです。より具体的に言うと、看護希望であれば理学療法、診療放射線希望であれば臨床検査は、対応可能であると思います。

看護が第一希望で高校で理科を学ばずに診療放射線になると、大学に入ってから理科・数学にかなりの時間を割かなくてはならなくなります。また、機械が好きなので、臨床工学を志望していたが、理科系科目での得点が伸び悩み、医療職というくくりで言語聴覚士などに入学すると、弱った人とのコミュニケーションが必要になるので、とても苦しむ場合が想定されます。克服することができる人も多くいますが、留年・退学となるパターンの1つだと思っています。

重複しますが、重要なので、もう一度

弱った人に向き合うなら 看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
機械好きの理系なら 薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士

というグループに分けることができると思います。実際には、看護師志望で作業療法に入学しても「やっぱり」となる人も当然います。しかし、最低限上記のことを把握しておく必要はあると思います。

自分に合っている職種を目指しましょう!

ここまで、主な医療職の非常に簡単な情報と選択の際のポイントを述べました。正直、これだけの情報では、不足しています。この後は、これらの職種の特徴、就職先、就職率、年収、将来性などについて情報を提供していきたいと思います。

そこで最も大切なこととして、

”百聞は一見に如かずです。

今は様々な大学で医療職を学ぶことができます。取得を目指す職種は同じでも、大学の教員構成でかなりの違いがあると思っています。個人的には、偏差値以上の違いだと思っています。なので、高校生イベントに参加することを強くおすすめします。学校の雰囲気を確認しておくことは重要だと思います。偏差値が高くても留年率が高い、国家試験合格率が低いなどの場合もあり得ます。入学を希望する大学については、一度は参加されることをお勧めします!

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